卒業できる場所

今日は僕なりの「ヨガの伝え方」について。

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urdhva prasarita eka padasana (standing split)

ヨガスタジオ【esse】では、

・プライベートレッスン

・日曜ワークショップ(グループレッスン)

の2種類のクラスのみをご用意しています。

種類は2種類。

でも、内容はいつも違います。

 

 

プライベートレッスンは、その方その方に合わせた内容を。

1回目のレッスンでは太陽礼拝をしっかりと覚えていただき、

その後、その方が必要とするアサナを少しずつ増やし、

最終的に40-60分のプラクティスを

ご自身の力で行っていただけるようにすることを目標としています。

現在、約20名の方々がプライベートレッスンに通っていただいています。

僕はレッスン生と同じ数のノートを用意し、

そこに行うべきアサナ(ヨガポーズ)や、苦手なところ、強化すべきところ、その人が克服したいと想っていること、向上した点など、

様々なことを書き込んでいきます。

その人だけのための、ヨガノート。

これを元に、日々のレッスンを行っています。

 

日曜ワークショップは、少人数制のグループレッスン。

クラスはまず、「頭で理解すること」から始まります。

そしてそれを、「動きに落とし込む」流れを作っていきます。

2時間という枠の中で

およそ1時間は人間の体の動かし方をその日のテーマに合わせて説明し、

その動かし方をアサナと組み合わせた場合にどうなるかをお伝えして

まず頭で理解していただいています。

そのベースを持ってして残りの1時間を

基本的にはフロー(流れのあるヨガ)で体感していただく内容にしています。

なるべく凝縮した内容をお伝えしたいので、少人数制とし、

クラス後には質疑応答の時間もしっかりと確保しています。

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dwi pada viparita dandasana(variation)

 

僕たち人間は、他の動物よりも脳が大きく発達しています。

ヨガは「考えすぎない」こともひとつの思想として置いている部分がありますし

僕もその思想や理想が大好きです。

でも最初から「考えない」状態をつくるなんて、たぶん、きっと無理ですよね。

だったら、僕たち人間なりの特性、つまり「考える」ということを最大限に利用して、

それが体に染み付いていった時に「考えない」努力をしていけばよいのだと

僕は思っています。

瞑想だって、まずは大きい対象に集中し、徐々にその対象を小さくしていくという段階を踏むとされています。

 

全くの無知、または誤った認識で進む時間よりも

正しい情報を整理し、選び、

そしてそれをベースに進んでゆけば

成長速度が変わります。

自分なりの方法や創造性は、その後に付け加えていけばいいと思います。

まずは「頭で理解する」時間を。

その時間を明確に確保したいので

「マンツーマンのプライベートレッスン」と

「考えて体感するワークショップ」という形だけで

ヨガをお伝えしています。

でも「頭で理解する」だけでは不足しているので

しっかりと「体に落とし込む」ように練習を行っていきます。

 

完全に体に落とし込むには1回のレッスンでは十分でないですね。

それは誰もが時間を要することです。

でも、そこには「理解」がある。

理解があれば、動作に繋がる。

動作が得られれば、「考え」から少しずつ離れていくことが出来ます。

ヨガはそのためのプラクティスの時間でもありますね。

 

そしてここからが一番大切に懐いている想い。

 

きちんと考えた時間があれば、

ひとりでプラクティスが出来るようになります。

 

僕自身、世界トップクラスのヨガティーチャーやスポーツ選手などの

体の動きを見て、考え、研究し、

その知識を実際の体の動きに落とし込む流れで自分の練習を継続してきています。

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eka pada hamsa parsvottanasana

ある程度の段階まで考えることが出来たら、もうこっちのものです。

ずっと、ヨガスタジオに通わなくてもいい。

たった1枚のマットが敷けるスペースがあれば、どこでも出来るヨガ。

 

ヨガは誰かから与えられるものではなくて、

あなた自身の中に存在するもの。

 

僕はそのように思っています。

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vatayanasana

シンプルなアサナも、難しいとされるアサナも

体の使い方の本質は同じ。

だったら、その本質さえ分かっていれば

あとは焦らず、正しくプラクティスを続けて自分を見つめていくだけ。

誰かの力に頼ることなく、自分で練習を繰り返していける。

 

だから僕が目指すヨガスタジオは、

「卒業できる場所」

です。

 

レッスン生が卒業していくのは

正直ちょっと寂しい気持ちもあります。

でも、その人が自分の力でヨガのプラクティスを紡げるようになることは

僕にとって最高の喜びなのです。

 

そして、何かの壁に当たったとき、わからなくなったときは

いつでも戻ってきてください。

その時にきちんとお答え出来るように、

僕も日々のプラクティスを大切に重ねていこうと思っています。

そんなヨガを通じたやり取りが、お互いの成長に繋がると信じて。

今日もヨガを。

 

Keep breathing.

Thank you & Namaste…

 

ふちえりょういち