
いかがお過ごしですか?
今週1週間は、自分にとってとても大きな変化を得た時間となりました。
ブログタイトルの通り、後屈が深まってきたのです。

「バックベンド(後屈)の中でも難易度の高いポーズは、誰かのサポートやアジャストがないと出来ないかもしれないな」
と数ヶ月くらい前までは思っていました。
多分、バックベンドに対しての意識の壁が、他のものよりも高かったのでしょうね。
でも、実際は他のものと同様にバックベンドだって
無理なく、正しいアプローチをすれば、自分1人の練習でもそれは可能である
という確信を、今は持っています。
(上記のkapotasanaは、それなりに難易度が高いので、いきなり無理してやらないで下さいね。)
僕は料理でも何でも、どちらかというとレシピとなるものをあまり好まない傾向にあります。
レシピ通りに作ると確かに及第点にはなるかもしれないけれど、
「自分にあったものを創造している感覚」
がある方が好きなのでしょうね。
旅も、ガイドブックを見る旅ではなく、赴くままに足を運ばせる時間の方が好きです。
ヨガに対しても同じ感覚を持っていて、「これはこうしてあーしてどうして・・・」というものをずーっと習い続けるのは面白くないというか(笑)
体の使い方の基本というものはきっとどんなポーズであっても同じであると信じているので、
だからこそ短期集中コースでその根幹をみなさんにお伝えして、
あとは自分のペースで、自分の場所で
練習を重ねるスタイルでヨガを継続していただけたらと心から思っています。
閑話休題。
タイトルの通り、「理由」。
失敗する時にも理由が必ずあるように、
自分が難しいと思っていたことが出来るようになる時にも、必ず理由があります。
この、成功への理由を考えるのはとても有意義だと感じています。
自分なりに、ここ1週間に対する理由を考えてみました。

【1】後屈WSの開催
11月4日に、後屈WSを行いました。この日は参加者のみなさん全員が
「ブリッヂポーズが向上した!」
という奇跡的な瞬間を目の当たりにすることができ、僕自身も大感動!!!
素晴らしい時間をみなさんと共有できたと感じました。
その日、自分の練習や他のレッスンも含めて
1日でブリッヂポーズ(上記のurdhva dhanurasana)を20回ほど行いました。
今までそこまでの回数をやったことがなかったのですが、
びっくりするくらい「肩甲骨の柔軟性」が1日で向上するのを感じました。
反復練習の大切さ を痛感した日でもあったのです。

【2】基礎の継続
ここ2ヶ月ほど、自分のプラクティスは全く同じ流れの中で練習していました。
やるアサナがいつも同じ、ということです。
これは自分の練習をスタートした時から、そのようにしていて
ステップアップするにつれてアサナの数を増やし、順番を少し変えて、
とある段階が来るまでは同じ流れの中でプラクティスを行うようにしてきました。
(プライベートレッスン生が受講いただいているクラス内容と全く同じです)
3日で変化が訪れる時もあれば、2ヶ月同じ内容を練習する期間もありました。
ここ最近は後者。
変わらぬ練習内容の中に、変わっていく自分を見出す時間。
1mmにも及ばないかもしれない変化や向上、または出来なさ具合を、ゆっくりと観察していきます。
この流れが、僕にとってはとても有意義なものとなっています。
今までもそうでしたが、
その時の自分の基礎となる練習をしっかり継続していると、
難しいと思っていたアサナは突然目の前にやってきてくれます。
自分から求めようとしない。
時が来れば、勝手に体が動きだす。
そんな体の声を、大切にするのが、このような練習方法の特徴かもしれません。

【3】意識量を増やす
【2】で書いたこと内容と少しずれますが、
同じ練習内容の中でも、増やせるアサナは柔軟に増やしてみるのも大事だと思っています。
ダウンドッグ→三日月のポーズ としていた流れの中に、
「出来るかもしれないなー」と思い、
ダウンドッグ→上記アサナ→三日月のポーズ としたところ、
上記アサナ&三日月のポーズ の双方に後屈要素があるため、
練習全体の中で少しだけ後屈と向き合う時間が増えました。
意識量を増やすと、その結果が導きやすくなると感じています。
つまり後屈を深めたければ、後屈要素を練習全体の中で少しだけ増やす。
アームバランスを深めたければ、その要素の割合を増やす。
そうすると、体が徐々に反応してきてくれるのだと思います。

この練習内容でおよそ90-100分程度を要するのですが、
僕も最初は20-30分程度の練習量でした。
ヨガは、ゆっくり、焦らず。
No hurry の気持ちが一番大切だと感じています。
それはアサナに対する気持ちも、1回ごとの呼吸も。
それでは今日はこのあたりで。
良き週末をお過ごしください!
ふちえ